吉川社長の今月の言葉


2005年5月 『五月は男月』

勝って兜の緒を〆る。
敗れし事より、
勝ち誇る心のゆるみは
大なる落とし穴をつくる
人生も仕事をする上にも
大切なる心である

命を掛ける
尊き心
今は無く

よし川 幸枝



「心に栄養を」

最近、犬や猫を可愛がる方が増えてますね?
とてもいいことだと思うけど、少し見直してみてもいい部分があるんじゃないかな?
本当に身寄りの無いお二人には、いいけれど・・・

親と子が一緒に住んでも、それはあくまで親と子です。
家族とは、他人を交えて作り上げていくものが、本当の家族だと思うんです。
それが嫁であったりするわけですね。

今、私は息子と嫁と孫三人と一緒に暮らしています。
私も息子が育ち、学校へ出て、母、父を送り出し一人になった時間があります。
そんな時、猫をかわいがり、犬を飼った事がありました。
それは、一人の時間を癒すのにはいい役割ではありました。

でも、今、息子が社会人になり、嫁をもらい、孫三人と一緒に生活するようになると、
犬や猫がいては大変なところもあります。
その時の犬は幸いにも他界し、猫はまだおり可愛がりますが、
あの頃とは明らかに違う可愛がり方になっています。

思い返すと、犬や猫に対しては、わがままに出来ました。
でも、わがままを募らせていいものかと反省します。

うちは、嫁と生活して9年になります。
その間、何も無かったかというとウソになります。
でも、今、すごく仲良しこよしで、とっても毎日が楽しいです。
今日迄、お互いにいろいろ乗り越えて、人間を賢くして、幸せも大きくなるものです。

嫁にも話してあげています。
例えば、何か起こると感情で怒るので心が傷ついたという時もあります。
そんな時は、
「傷ついた!というより、心を大きくしなさい!そしたらその傷は小さくなるでしょ?」
「それより、なぜ、その言葉が出たか、その原点を見つめよう!」

確かに感情論で、あー言った。こー言った。になります。
でも、その原因をどちらが最初に起こしたかは、どちらでもいいのです。
お互いが原因を握り合い、二人で反省し合いましょう。
それが「前向き」という態度であり、二人の進歩です。

たとえ、少し大きく傷つけあったとしても、心を大きくすれば、
傷は蚊に指されたような小さな傷になると思いませんか?
嫌なことを記憶に残さないのが、幸せ作りの元になります。
あなたは去年の蚊に指されたところを覚えていますか?
それぐらいの関係にしてみてはどうですか?

そうして、感情のぶつかりはお互いが正しいからぶつかるのです。
いつも少しの行き違いばかりです。
そんな毎日が、最たる幸せづくりでもあり、自分が一番成長できる時でもあるのです。
だから、それから逃げないで、いかに親子以外の他人(嫁)と生活するか?
人との関わりあい方を考えることが、出来ないものかな?と思う今日この頃です。

例えばね、あなたが死んだ時、犬や猫がお墓にお花を持って来てくれますか?
来てくれないでしょ?
いくら可愛がっても、犬はや猫が家族ではないでしょ?

人間は犬や猫と違って、反省する心を持っています。
いろいろあった嫁でも、どこかで手をつないでおけば、あなたが我慢したならば、
あなたが天国へ行った後、花束を持って、涙を流して懐かしんでくれるはずです。
それが、嫁であり、人間ではないでしょうか?
そうして、あなたの出来の悪い息子や娘も同じことをするのではないですか?
その時こそ、人間である一番幸せなひと時ではないでしょうか?

最後に、もう一つ。別の視点からも見てみますね。
日本の会社が吸収合併をしているでしょ?必死に建て直しをしていますよね?
合併して、いらないもの、余分なものを排除していますよね?
家族もそうあるべきじゃないですか?

今は、個人個人がバラバラに生きているけれど、
本当は一緒に住むべき人が一緒に住んだら、経済力が豊かになりますよね?
長男と嫁、孫と一緒の生活は、少し窮屈だけど、その分いいこともたくさんあります。
経済的にも半分で済むでしょ?
その残りの半分で、楽しく豊かに生きる道がいっぱいあります。

我が家も嫁も一緒に住んで、孫も一緒で、生活費が三分の一。
三分の二は心を遊ばせていますよ(笑)。

皆さんがもし、狭くて一緒に住むことが不可能だったら、
新しいマンションやアパートの1フロアーに兄弟分のお部屋を借りてはどうでしょう?
毎日食事をするのは年老いたおじいちゃん、おばあちゃんのところで
食堂のように集まってにぎやかにいただく。
すべてが合理的で、電気代もガス代も経済的で、毎日楽しいでしょ?

そうして、みんなで貯めたお金でいつか広い土地を買って、その土地の中に
家族分のお家を建てることも出来ますよね?
どうしてそんなに別の生活をしたがるのかな?
意味の無いことだと思うけどな・・・・。

こういうことを作り上げるのは、女の心だから、そんな優しい女が増えるといいな。

吉川幸枝


家族に対してこんなことも大切じゃないですか?










上の4枚の墨絵はこちらのページで詳しくご覧いただけます。


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