吉川社長の今月の言葉


2005年4月 『桜』

『桜』

桜の咲く頃ですね。
この季節になるとみんなさん、桜の下でお花見をされますよね?

それには意味があるんですよ。

さくらの「さ」は、神という意味で、「くら」は蔵ですが“宿る”です。

そう名前がついたのにも理由があります。

桜の花の盛りには、香りの成分の中に、
前頭野にある視床下部が働く時に出る癒しのホルモンと
魚のタウリン(ストレスを消す役割)が出ているのです。

だから昔、戦国時代でも、桜の花咲く時には争いを中止して、
傷ついた戦士達の体も心も癒していたんです。

このように桜の木は、体も心も癒せる木なので、昔の人が“さくら(神の宿る木)”とつけたのです。

今、桜の下でみなさんが花見をされるのも、その名残なんですよ。

人はなぜか、菜の花を見て酒を飲もうと思ったり、
レンゲの花盛りに酒を酌み交わす気になりませんね。
これは、桜の木の力と違うからです。

そうして、桜の花が散る頃には春風が吹きますよね?
なぜ吹くかというと、花びらを早く散らしてあげることで、
木のエネルギーを摂らないようにしているのですよ。
これも、来年の花を咲かせるための準備ですね。

春に咲く他の花や木でも同じことが言えます。
花びらを散らして、「実」とか「種」、「根」に対して、そういう働きかけをしてくれます。

木は何もかもよく知っています。

自然ってすごいよね?

吉川幸枝

4月
「春の桜を思って料理」

(残りものを上手においしく食べる方法)

 お家にある残り物のご飯で、簡単においしい春のちらし寿司を作ってみましょうね。お吸い物は、もう春の貝類でいいのではないでしょうか?具も残り物で十分ですよ。一つぐらい春を感じるものあれば、十分いいんじゃないですか?
【桜えびの簡単ちらし寿司】
●作り方
  1. 冷や飯を用意します。冷蔵庫に入っているご飯でも結構です。
  2. 味を調えたお酢を火にかけます。
  3. 沸騰する直前に火を消し、熱々のまま、冷や飯にぱっとかけて、手早く混ぜましょう。
  4. そうすると、ふっくら人肌ぐらいの温かいすし飯になります。
  5. 具にはにんじん、たけのこの煮付けの残りがあれば刻みます。
  6. 卵はそぼろに作りましょう。
  7. グリーンピースがあれば茹でます。なければ、ほうれん草のおひたしの残りや、ブロッコリーの茹でた残り、きゅうりの残りを刻んだものでもいいですよ。
  8. あとは、桜えび(干したものは、酒と水1/2割で、砂糖少々(お好み)を入れ、5分ほどたく)を用意します。無い場合は、魚の塩焼きや煮つけの残りをほぐしても結構です。
  9. 全ての材料をパラパラとちらせば終わりです。簡単でしょ?
【桜えびの炊き込み御飯】
●作り方
桜えび(塩茹でされた、干していないものが尚良い)と生のグリーンピースまたは、そら豆を水から入れて、塩味で炊き込む御飯。
※桜えびは肌の弾力性を良くし、水分補給ができるコラーゲンが豊富なんですよ。
  だから、桜えびが捕れる漁港近くの女性は、みんな皮膚がきれいで若いのよ。
●冷や飯のおいしい食べ方の例
 少しご飯が古い時は、煎りゴマを入れて混ぜると、ご飯とごまで風味が戻りますよ。
 一度試してみてくださいね。

 今月はよし川「別館・新別館」の春らんまんの品々ご紹介させていただきます。


よし川 別館・新別館

春らしい料理の品々
春の蒸し寿司【春の蒸し寿司】
すしご飯の上に、
えびとうなぎ、錦糸卵、おぼろ、みつばをのせ、
桜の花びらしょうがを散らしました。
とっても春らしいお寿司です。

春の香りいっぱいのお煮付け【春の香りいっぱいのお煮付け】

竹の子とふき、わかめとにんじんの糸切りを盛り付けました。

春爛漫の八寸【春爛漫の八寸
楽しい春の色と形が可愛い
 ・ふきのとうの壺煮
 ・白魚
 ・花わさび
 ・ぼうぜ
 ・レンコン包み(アボガド・サーモン)
 ・グリーンピースと卵
 ・三色団子
 ・など・・・
三色団子は春の「花より団子」の代名詞、緑はそら豆の裏ごし(少し甘い)、白はゆり根の裏ごし(少し甘い)、ピンクは桜海老を粉にして香り豊かなだんご(海老のすり身と共の味)。
春の芽がいっぱいの盛り合わせです。芽は全ての栄養素で、食べたものの栄養を充分引き出す強い役割を持っていて、人に精をつけます。

葵豆腐

【葵(あおい)豆腐】
うすい豆を裏ごしにしたお豆腐です。
 ・汲上湯葉
 ・油目(あいなめ)
 ・白髪ねぎ
 ・ミョウガ
 ・木の芽

※うすい豆はグリーンピースの上質なもので、色が薄く大粒です。
  色が薄いのでうすい豆と言います。
  一般には、あまり売られていないものですね。
  このような、お料理屋さんでしか食べられないのを、時には食べてみてはいかがですか?


白魚の酒蒸し【白魚の酒蒸しと青みじく】

白魚の酒蒸しの上に、
からし明太子入りの大根おろしを載せました。
色もピンクでかわいらしく、お味もおいしくいただけます。
青みじくとは、ほんれんそうの軸のみが入っています。

上のような春らしい品々をご用意して、皆様のお越しをお待ちしております。
よし川 別館・新別館


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