顔の化粧は全てへの大切なる接点
人生への表現
吉川幸枝
好きこそものの上手なれ
好きなものって誰でも上手に表現できるのよね?
だから芸術も表現できるようになるのよね。
“好きこそものの上手なれ”って言うでしょう?
私の場合「一番好きなものは何?」と聞かれたら、「人」と答えます。
それだけ人が好きなのよね。
そうすると、「じゃあ、悪い人も好き?」と聞かれます。
「当然よ!」と答えます。
悪い人はこういうところが嫌われ、こういうことが悪くなるのねということを教えてくれる大見本なの。
“素敵だなぁ”と“いい人だなぁ”と思う人から、どうすればそうなれるのかを学びとることって難しいの。だって、それは長い間その人が積み重ねた事が全て出てきていることだから、わかりづらいのね。
でも、悪い人に出会うと「ここは嫌」「あそこはダメ」とすぐに体感できるでしょう?
だから、その嫌なところを自分の中からそぎ落とすことはできるよね?
そうやって悪いところをそぎ落としていけば、その人のいいところだけが残るでしょ?
それがその人に元からあったいいところなの!その時、気づいたらみんなすばらしい表現者になっているわ!
自分の中のいいものさえ残せば最高なの、だから他の人の真似をするのはやめようね。
自分を輝かせるのに、遠回りしないで近道を行こうね
最近、質問を受けたの。
「尊敬する人の真似をしたり、本に書いてあったいいことをしようと思うんですが、なかなかできなくて、“あー、今日もできなかった。”とできない自分が増えていくばかりで、情けなくなってくるんです。」と言うのよ。
その時私は言ったの。
「それは出来ないよ。難しいの。それよりも、悪い人を見て、
自分が”嫌だ!”と思ったことをしない事って割りに簡単にできない?
人から受けて嫌だと思ったことだけを、絶対にしないの!それはできるでしょ?
そうやって一つ一つやっていくと、あなたのいいところだけが残って、あなたらしく素敵に輝くよ!」
って言ったらね、
「分かりました!そうします!」とすぐに元気になっちゃったのよ。
その人も今頃はきっと素敵に表現しているわよね〜!
皆さんも是非好きな事で表現して、表現力を磨こうね。 朱に交われば赤くなる
朱に交われば赤くなるっていうけれど、
悪い人が好きだからといって、悪い人の中にいたら悪くなる心配なんてないのよ。
例えばヘドロの中にダイヤモンドを入れて、10年経っても、100年経っても、取り出せばピカッと光るでしょ?
でも、もしヘドロの中にパンを入れたら、ヘドロなのかパンなのか分からなくなってしまうわね。
自分の心がダイヤモンドであるか、パンであるかによって違うの。
だから、ダイヤモンドのように生きようね。
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