わからずやの馬鹿
私の素晴しい処がわからんのか
目をしっかり開け私の良さを見ろよ
さけぼう、どなろう、心に波を起こして、うたおう。
よし川幸枝
『鬱(ウツ)について』
全然、心配すること無いよ!
病気じゃないのよ、心が道に迷っているだけ。
車が道に迷っているのと同じ。道が見つかったらそれでよし!少し着くのが遅れるだけ。
人はみんな誰でも公平に50歳をすぎると少しずつウツになるの。
それは「ちょっと今日は出て行きたくない」とか、「雪が降っているから・・」とか、「何か嫌だから・・」とか、嫌、嫌、嫌が多くなる。
これを“ちょっとのウツ”というの。
簡単な説明として、100歳の人の行動を20歳の人がしたら、完全にウツのスタイルに見えるでしょう?動かないし、動けない。
だからウツは歳をとってくると、長く生きさせるために少しずつ行動範囲を自然に少なくするよう出来ているの。
だからウツの人は心配ないよ。治っちゃうよ。
1年や2年、いや、5年や10年迷っていてもいいんじゃない?
何もしなくったっていいじゃない!
5年、10年長生きすれば一緒よ。
焦らず、迷っていた道が分かってきたら、すぐにたどり着いちゃうよ。
すばらしい自分にたどり着けるの。
こんな風に考えようよ!
他人に迷惑がかからないところで、一人で吼えるほど大きな声を出して、
道が見つかるまでガンガンに叫ぼうよ!
そうしたら必ず道が見えてくるよ。
そして、すばらしい自分にたどり着けるの。
そうして、お父さん、お母さんへお願い。
もし自分の子供がそうなったら、それは“自分の映し鏡”だと思ってね。
子供が純粋な目で見て、嫌なことを気づかずにいっぱいしてしまったんじゃない?
嫌なことって、決して悪い事ではないの。
ちょっと気遣ってあげられなかったということじゃない?
だから3人で治そうよ。
原因は家庭にあるの。
木でいう根っこは家庭なの。
根がしっかりしていれば枝が折られたり、切られたりしても芽を出すでしょ?
でも根が腐ったら、もうどうにもならないの。
全て家庭よ。
親はその子の根っこでしょ?
でも、ひどくなってしまったら、薬にも頼るけど。
薬はあくまで手助けね。
お父さんとお母さんが、
毎日、心身ともに元気になる美味しい食事と明るい家庭を作ってあげてね。
心の道が暗かったから迷ってしまっただけなの、
心に明るい電気が灯ったら道に迷わなくなって、素敵な自分を見つけられると思うよ。
よし川幸枝 |