吉川社長の今月の言葉


2005年9月 『体と考え方にいい話』

今月は”秋の月とススキ”と”とんぼ”の絵を描きました。

とんぼの目は、360度見えるんですね。

昔の武将は
「戦場に立ったら、とんぼの目を持て」といって、
とんぼを大切にしたものなのですよ。

同じように経営者は、とんぼの目を持たないといけませんね。

また、今、「とんぼ返り」と言いますね。
これは、とんぼは真っ直ぐに上って、真っ直ぐにくるっと降りられるんです。

だから無駄がない。

飛行機や鳥は、緩やかに上がっていきますよね。

ですから、とんぼが最短距離で上がったり下がったり出来ます。
同じ高さを上るにも、距離に直したらトンボは半分の距離で往復しますね。

だから、縁起がいいとされているのですよ。


『食が進む秋に』

ついつい食が進んでしまう秋に、下記のようなことをお勧めします。

食前に酢の物を食べてみませんか?

というのも、お酢をいただくと、
インシュリンの出方がスローダウンして、必要な分だけ出てきます。

今、世間でもスローフードが注目されていますね。

昔から懐石料理では、必ず酢の物から最初にいただいました。
このように健康に留意したお料理は、
今でいう学説的なものがきちんと反映されていたんですね。

例えば、お腹が空いたときに、私たちがいっぱい食べますと、
インシュリンが一気にバーッと出ます。
その中で使われずに残ったものが悪さをするのです。

このインシュリンは栄養を欲しがっている細胞の扉を開ける役割をします。

「はい、どうぞ」「はい、どうぞ」と、
扉を開けて、栄養を入るようにしてくれるのです。

この栄養というのは、体に入ると一旦、
グリコーゲンと言われる”糖”になり、いろいろなところに運ばれます。

このグリコーゲンはいわゆる栄養の貯蔵庫ですね。

では、インシュリンが無いとどうなるかと言いますと、
細胞の扉が開かず、栄養(グリコーゲン)が吸収されず、
尿の中に落ちてしまうのです。

これが、糖尿病ですね。

このインシュリンと、脳の細胞、心臓の筋肉は、
生まれた時に持っていた分だけしかないと言われています。
そう、増えないのです。

だから、大切にしましょうね。
インシュリンを無駄遣いしないようにね。

食前にティースプーン一杯程度のお酢をいただくと、
15分程度で体感します。

インシュリンが上手く働き始めます。
そうしたらゆっくりスローフードで頂きましょうね。

秋には食が進みますから、是非こんなことも気をつけてみてはいかがですか?

そんな思いで、ポン酢の作り方を描きました。

是非、自分で作ってみましょうね。

もちろん、売っているポン酢でも結構ですよ。

よし川 幸枝


【特製ポン酢の作り方】

●材料
市販の橙酢一升、酒一合、みりん一合、米酢一合、たまり一合、濃口しょうゆ一合
●作り方
1)削りがつおを200g、昆布30g(5cm正方に切る)でだしをとる。
2)上記の調味料を加える
  ※火は酢味が飛ばぬ様あたためる程度
3)火からおろし、かつお・昆布を入れたまま、一週間寝かす。
  だしがよく出るのを待つ
4)一週間後、ざるでこす。
5)出来上がり
●注意
 出来上がってから冷蔵庫中で半年保存。

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