夏(おなじ)頃に 
      空と水の世界の 
      蜂と金魚の再会 
       
      夏(ことし)も 
      しっかり飛びまわって 
      驚きの勉(まなび)を 
      して嬉しい 
       
      よし川 幸枝 
       
       
       
      「旬」 
       
      今月は、夏の季節の代表的なものだけを描いてみました。 
 
何でもその旬ほど大切なものはないのですが、 
人間にも旬がありますよね? 
そんなところを大事にしたいものです。 
 
特に今、流行っているところてんですが、 
夏が来たら毎年、うちで天草(てんぐさ)を炊いて、こして、冷蔵庫で冷やせば、ところてんが簡単にできます。 
私はそれを点つきでついて、毎日食べております。 
 
これは何十年も続けております。 
      そのときの旬、旬の、自然のものを、手作りで食べているから私は若いし、元気なんですけどね。 
 
ところてんの元である天草(てんぐさ)は繊維質の代表的なものですよね、 
他の食べ物にはない、ヨウドがいっぱいですよね。 
 
      それがどんなによくても、続けることが大事なんです。 
 
      たとえば、体にいいからといって毎日食べてみると、 
      最初のころは、体がびっくりして便が1日に3回も4回も出ますよ。 
食べてみたら、いいことが見つかりますよね? 
でも、それは毎年続けるからいいんですよ。 
 
      最初にいいことがあったから、ただたくさん毎日食べたらいいというものではありません。 
 
      毎年、その季節のごとに、そのときの旬、旬のものを適時に、 
       毎日上手に“手作り”で食べきっていくことが大切なんですよ。 
 
これがいい、あれがいいと行って、世の中の流行に左右されて 
      その時だけ食べてみたって、いいことがありませんよ。 
 
また、買ったところてんと、自分で作ったところてんを比べてみると 
出来上がって売られているところてんは、自然のところてんではないことがよくわかります。 
 
やはり、自然のところてんは自分で手作りするに限りますよ。 
 
自分で作ったことがない人、本物を見たことがない人は、偽者を見分けることができない悲しさがありますよね。 
 
人生もそれがすべてなんですよね。 
 
世の中の本物は手作りしかありませんから、一度は本物を知る必要がありますよ。 
 
一生、本物か偽者かがわからない人が、健康で幸せな人生を過ごすことはできないと思います。 
 
今、すごく人気のところてんですが、本物を作った人だけが本物を知っているのですよ。そんな本物がわかる人になりたいですね。 
 
今、旬が大切といいましたよね。 
人生も旬が大切ですよね。 
 
二十歳の時は何をすべきか? 
      二十歳から三十歳代までは、はやり女性ならば、女性のできるすべてのことをマスターする歳ですよね。 
キャリアウーマンといわれる時代であっても、それを置き去りにしてはありえないと思います。 
 
      若いときに季節はずれにしてしまったものは、もう取り返しがつかないのですよね。 
       
たとえば、こんな人を立派だと思いますか? 
製造工場を持ちながら、その工場を閉鎖して、放置している工場主(経営者)を立派だと思いますか? 
若い女性はすばらしい子供をつくる工場を持っていますよね? 
それも同じではないでしょうか? 
 
あなたはどんな工場主ですか? 
 
生産性の高い工場はすばらしいですよね? 
評価も高い。 
 
      世界で、すばらしく最高位におられる実業家、芸術家も、すべて女性の製造工場から出たのですよね。 
 
人間の製造工場には旬がありますから大切にしましょうね。 
 
      吉川幸枝 
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