吉川社長の今月の言葉


2011年8月の言葉“おばあちゃんの人生の子守歌”

 

“おばあちゃんの人生の子守歌”

こんな一とき
今 欲しい

おばあちゃん
お仕事しながら
人生の子守歌

それが今 私の人生行路に役立って
夢を現実にしてくれて

よし川幸枝

“おばあちゃんの人生の子守歌”

子供の頃、おばあちゃんから聞いた心に残る、温かい人生行路の武器になった言葉を紹介するわね。

 『頭が悪ければ、心配するなよ。
  その分、体が丈夫にもらているぞよ。
  できない勉強を無理に求めないで、
  健康な体を動かして
  世の中の役に立つ自分を作った方が早道だぞよ。
 
  でもな、早道を行ってお金を儲けたとしても
  頭の賢い人が一生懸命勉強した知恵はお金で買えんぞよ。
  だからな、丈夫な体を使って業(ワザ)を身につけ、
  その業で身につけた知恵をしっかり頭に残せよ。
  それにはやはり、ちょっとは勉強は必要だぞよ。

  
 大人になったら仕事も生活も忙しく、勉強する時間は無いが
 子供の頃は勉強する時間がいっぱいある。
 だからな、いくら頭が悪いといっても、さぼってはいかんぞよ。』

親から言われると素直に聞けない話も、祖母から言われると不思議と素直に聞けたものです。
そうやって、多くの言葉を聞き、子供のころから「そうか、そうだな〜。そうしたら、こんな風にすれば…」と1人で色々なことを想像し、自分の道を歩んで来ました。

皆さんもテレビや映画、舞台を見て、泣いたり笑ったりと感情移入して、その世界に自分を導入していらっしゃるでしょう?
中の人と同じように、体も心も動かしたように思われているでしょ?
それを自分の人生行路にしてみてはいかがでしょう?

私自身は、素晴らしい仕事をしている人、華やかな生活をしている人を見て、感情移入して楽しんでいました。
同じように体を動かし、心をそれに近づけるように、流行にも流されず、脇目もふらず努力したから自分の一路を見つけることができたのよ。

最近はイメージトレーニングなどが流行っているけれど、その人は商売してお金を儲けているのよ。
よし川が料理を売っているのと同じで、その人は心の料理を売っているの。
それって、買い物であって売りものであって、
おばあちゃんやおじいちゃんから教わったこととは全く違うの。

おばあちゃんは何の見返りも求めず、
お前が死ななければいけないようなことがあれば、
自分が身代りになりたいという愛がいっぱいの心だった。
愛のホルモンをいっぱい受けて育ったんだから、幸せになるよね。
言葉の中に、心の通っている道があるの。
根本的に違っているのよ。
売った買ったの商売では、感情導入、移入して一時的に楽しむだけよ。
人生を左右するほどの感情導入ではなく、
その時、苦しかったり、悩んでいることに対して心を癒す、一時的なもので
人生行路には関係のない道ね。

純粋な子供の頃に、おばあちゃんからいつも聞かされて、
夢の世界に感情導入・移入していた時のようにはいかないのよ。

だからね、家族構成は大切よ。
私自身も子供に対して、決めつけるような言葉を言ってきた。
その子の人生を渡っていく上で大切だと思う条件は述べてきたわ。
でもね、子供自身が感情導入できるように、やわらかな愛で導きながら
人生行路を教えてくれる、夢へ通じて行く道は教えて来なかった気がするの。

うちの従業員を見ていても感じるの。
家族構成の中で、おじいちゃん、おばあちゃんがいる人は何か一味違うのよ。
いざという時、余裕のバイパスを持っているとヒシヒシと感じるわ。

だからね、今一度、家族構成を見直してほしいな〜。
ご家族の中におじいちゃん、おばあちゃんがたら、是非、接触させてあげてください。
子供だけ預けてくるのでもいいわね。
少々マイナスなこともあるように感じるかもしれないけれど、最終、絶対プラスにしかなりません。

たとえ、病気で寝たきりだったり、苦しまれているとしても、
看病する時に一緒に連れて行ってあげてね。
子供たちは、そんな様子からも何かを感じ、体感したことが知恵になっていくの。
素晴らしい世界に感情移入することとは逆だけど、反面教師として多くを学ぶと思うの。
だからね、「あえて、病んでいる姿を見せる必要はないわ・・・」っていう
考えが浮かんだら、それはすぐに消し去ってね。

小さい頃に、おじいちゃん、おばあちゃんと接し、体感することが
子供さんに先々の夢を現実にする道を教えることになるからね。

よし川幸枝


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