私って戦前に生まれて、戦中を知っている人よ。
だから強いのよ。
戦争まっただ中で、死ぬか生きるかなんて、自分が決められる状況になくて、
いつ殺されるか?明日は生きられるか?なんていう中で、人は自殺なんて考えないよね。
今、自殺する人がいるっていうけどさ、
恐ろしい目にあって、ほんの一日でも長く生きよう!と必死な中で自殺ってないよね。
だからね自殺っていうのは命の余裕だと思うの。
もったいないわ。
今、自殺しようという人にあの空襲の中で、爆弾にやられることを想像して?って言いたい。
爆弾だけじゃなくて、焼夷弾や艦載機というのがあったの
艦載機というのは人を殺しにやってくるのよ。
群なす人間を一人一人狙って、殺しに来るの。
知ってる?
バリバリバリバリ!って打ってくるのよ。
それがね、鉄砲の弾じゃないのよ!
周囲がイガイガになった鉄の破片がパンパン身体に刺さるの。
身体中にいっぱい刺さって死ぬのよ。
そんなのを目の前で見たら…ね…。
そんなときは畑のあぜ道の草むらに逃げ込むのよ。
でも、道を走って逃げている人たちはどんどん打たれて道の上で死ぬの。
こんな生死の分かれ目は、ほんの一秒で決まってしまう。
こんな悲しい目にあった昭和の人たちは
友達同士で殺し合ったり、家族で殺し合ったりはしないわ。
本当に悲しい死に方をしていく姿を見た人はね。
本当に悲しいよね。
すごい時でしょう?
すごいことをこの目で見て、ひたすら逃げ回ったのよ。
体験しちゃっているよね。
考えられないでしょう?今の時代には。
これが空襲っていうやつよ。
艦載機は小さい一人乗りの飛行機よ。
人を殺しに来るだけだから。
大きいB29という飛行機があって、バラバラと爆弾を落とすよね。
あっちもこっちも周囲が燃えちゃって!
戦争映画なんって、普通よ。
私の子供のころには、それが日常だったわ。
さっきまで話していた人が死んじゃったりとかね。
そんな時代を駆け抜けた私は、
その時は悲しく、苦しく、恐ろしく、限りなく怯えていたけれど、
いろんなことを体験させていただけたと思うの。
その状況はその時に遭遇しない限りわからないし、話しても感じれるものではないと思うけれど、
そんな時にこそ、人間の命の愛しさ、生きる喜び、今を「幸せ!最高!」と思える、そんな際立って磨かれる心をもらったような気がするの。
そんな時しか、こんな心の磨きをしてもらえることはないかな?と思える今、
77年生きて、涙が出るほど尊い自分です。
こんな磨かれた心をもらったんだから、これから先、もっと輝こう!
輝いて輝いて輝いて!
真っ暗闇を歩いても、煌々と光るライトよ(笑)。
これって、心の闇夜の話よ。
心の闇夜に対して、私の心の輝きを言っているのよ♪
だから、私には暗闇なんて無いのよ〜!(笑)。
いつも私の言っている「苦しい時こそチャンス」とか、
「苦しい時こそこそ成長」「苦しい時こそ磨かれる心」がそれよ!
苦しいどん底があるから飛び跳ねて上にも行けるのよね。
中途半端じゃないから。
足がどん底について落ちてしまっているから、跳ね上がる地場があるけれど、
途中は落ちてくだけよ。
だから、落ちていく時は、下まで行け、下まで行けとといって、
どん底まで行って、下まで行ってドーンと尻もちついてこそ、
初めて上に登ろうかな?って思うでしょ?
みんなね、途中でガタガタしすぎよ(笑)。
落ちてる途中はいいのよ。
途中だから!
落ちるまでシャンとしていようよ!
「まだ落ちるか?」っていうようなことで、
「どーんと落ちるまで待つかーー!」という風になったら、
そんな風な気持ちになった時には、
不可能もないし不幸もないし、ただ幸せのみ。
ほんとだよ。
誰でもみんな、多かれ少なかれそんな時もあるから。
この言葉を覚えておいてね。
みんな途中なんだと思ったら、どうってことないわよ!
そんな風になってよね。
最高になった時も満足しないで、まだまだ途中と思って登りつめてよね。
落ちて落ちて落ち込んでしまう時もあるから
ちょっと登りだしたら、徹底的に登っちゃってね!
まだ足りない、まだ足りないって登って行ってね。
満足はしないこと!
登っている時には満足はしないで
落ち込んでいる時はまだまだこんなことぐらいと思えるようになったら最高だわ。
私ってそうやってきたわ。
だから、めちゃくちゃ幸せよ♪
あなたもなるよ!
落ち込んだ時に「あいつのようにめちゃくちゃ幸せになれる!」って思ってね。
「あいつが言っていたから間違いない!」って思ってね。
苦しんでいる時は途中なの。
ドーンと落ちてしまったら、アもスもないの。上に登るしかないの。
どんなに落ちても命さえあれば、登れる!
今に見ろ、登ってやるぜ!って落ち込んでいってよ。
一番怖いのは、途中半端な状態にいる時。
登ることもできず、
本当はもう少し落ちないといけないのに、それを怖がっていることよ。
ドーンと落ちた時こそ勝負張れるのに!
途中では何ともならないので、あがかないでね。
落ちることに身を任せて落ちてしまうことよ。
命さえあれば、元気でさえあればいくらでも登れるよ!
登れる。登れる。本当に登れるよ。
登っていく時は楽しいのにね〜。
苦しいけど楽しいよね。
自力で登っていく時ほど楽しいことはないよ〜!
人は「落ちちゃいけない」ってあがくの。
落ちてく最中なのよ〜。
そんなのあがいたって落ちるだけよね(笑)。
落ちるところがないところまで落ちるしかないのよ。
それを知ったら怖いことなんてない!
みんないい時と比較するから怖いのよ。
良かった時なんてなかったのよ。
登るときが一番いいのよ。
一番強くて、かっこいい時って、底について登っている時よ。
マラソンなんかでもヨロヨロで足をひきずって、
息も絶え絶えに入ってくる時って「すごい」って思わない?
人の目から見てもね。
自分もそんな姿の時は、他の人が褒めてくれる時なんだけどね。
あがいているときはダメよね。
でも、そんなこと言っても、
今、登っている私は、かっこいいこと言ってるけど、
本当は…落ちていく時は、どんな顔していたかな?
写真があったら撮っておいてほしかったわ(笑)。
本当はすごい顔して、不安がって、青ざめて、悲しがって
変な顔をしていたかな?本当は?
強がり言っているだけかな?
その時の写真があるといいね。
時代が発展したから、心の写真も撮れるようなるといいね。
レントゲンのように。
そうしたら自分の哀れなひどい時も見られるよね。
私も、大きなことを言えないか〜(笑)。
でも、そういうことがあったから、今、こうやって言えるでしょう?
それでいいじゃない!
私って時代の参考書よ。
たくさんの時代を生きて、いろんな経験をさせてもらえてさ!
そう思ってみてね。
とっても役に立つと思うよ〜(笑)。
吉川幸枝
日本の季節感のあるものが減ってきていますね。
今月はダツイモの料理を写真と共に紹介しますね。
「ダツイモって食べたことがある?」と聞くと知らないという人がほとんどです。
日本の古来からある食べ物は、皆様も知っていた方がいいでしょう?
煮る前はこんな感じ |
煮ていただきます |
この他に今の季節では、千石豆、これも最近売っているところが少ない。
縁のギザギザが特徴的なの |
多分食べ方もご存じない方が多いともう。
ほとんどの人が知らないと思う。
両方とも美味しいのよ。
千石豆は茹でて、ナスも茹でて、酢味噌であえて食べると
今の季節にさわやかな香りが素敵に美味しいわよ。
ほんの短い時間しかなくて、
それを毎年来るたび来るたび、夏の終わりの香りとして親しんできました。
「また、来年も会いましょうね!」って感じよね。
これは両方とも温室栽培とはいかないものね。
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