”道場”という字が書きたくて
部屋が紙でいっぱいになるぐらい練習したの、
そうしたら、どんどん綺麗になっていくだけで、
何の意味も無い、単なるお手本みたいな下のような字になってしまったの。
そこでね、自分の人生に置き換えて考えてみたの。
毎日毎日、まさに道場で修業して成長できるようにと、願いながら生きるという生き方を表現したいと思い、
一晩、筆を休めて
「”我が人生は道場”とは、どういう風に生きたいか?」
と自問自答してみました。
道という字は人の首を載せて運んでいっていますね。
そこで私は、どんな風に自分の人生を運んでいきたいのか?と考えてみたら、
竜に自分が乗るがごとく、どんどん上昇して天まで届いてみたい!と思いました。
そういう字を表現したらどうなの?と思って、
竜の絵の上に、首を乗せて描いてみました。それがこれです。
そしたら、
「あ!!これこれ!私が表現したかったのはこれよ!」
と思ったの。
そこで、すぐにこれを字に置き換えたら、
このような二つの字になりました。
最初に書いたのと全く違うでしょ?
同じ人が書いたと思えないほどでしょう?
最初の字は100枚も練習して書いたのに、後の字はたった1回ずつ書いただけなのよ。
後の2つの字は、勢いもあるし、個性的だし、
「私は竜の上に乗って、どんどん上昇していくんだ!」という気持ちが見受けられるでしょう?
人生も同じ!
毎日毎日、目的を持って生きる人生と、何も目的を持たない人生とはこれほど違うのではないでしょうか。
よし川幸枝
PC版の「2008年12月の言葉」ページでは”自然の力が作ってくれた命”のお話で、山形のかやの実とオレゴンでのオーブの写真を掲載しています。
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