吉川社長の今月の言葉



2011年5月の言葉“本当の怒り”

   
   

 

“本当の怒(いか)り”

喧嘩することでもなく、暴力でもない。
そうしたものからほど遠いものが怒りだと思う。
怒りがなくなった時は、年老いた時であり、諦めた時です。
怒りは勇気と正義感と知恵の塊です。
先輩たちが本当の怒りを、自分より若い人たちに対して表さなくなったから、
本当の勇気も正義感も生まれなくなっています。
だから、若者はエネルギーだけが体に残り、その処理を間違ってしまう。
暴走行為も間違ったエネルギーのはけ口の1つ、これはまだいい方で、
人を殺したり物を壊したりする若者が、多くなってしまっているように思っています。

私の会社では、私が怒りをどうみんなに与えるかということに一生懸命です。
本当の怒りというものがどんなに大切か。
これこそ、曲がった人生路をまっすぐにし、
自分のしていることの間違いを素直に受け入れさせる道具でもあり、
若い人にエネルギーの使い方を教えることができる大切な道具です。
体で立ち向かう道具はたくさんあるけれど、心に立ち向かう道具はこれですね。

先輩たちの温厚な姿って、立派なのかな?
ただ単に目に映ったものに対して、判断しないで諦めているんだと思うの。
若者が気づかずに間違いを犯しているのを見て見ぬふりをしても、何の役にも立たないでしょ?
その時、勇気と正義感と知恵の怒りの力で、相手に衝撃を与え、正すことこそ先輩の優しさだと思うの。
温厚ということは、そういうことから逃げたスタイルだと思うわ。

わが社、よし川で1年勤めたら、どこに行っても勤まる人間になると言われています。
うちを辞めて他社へ行った時、すぐに役職に就きますし、
辞めて新しい店を持った者の中に店を閉めた人は一人もおりません。
これがわが社(学校)の卒業生です。
入社して「こんなところにいられるか・・」と辞めていく人も多い。
でも、私は負けません(笑)。
ここは東大、京大以上に難しい人生の学校なのです。
だから、パスして入学できる人が少ないと考えています。
社に残れるのは百人に一人かもしれませんが、残っているのは勝ち抜いた優秀者です。
その優秀者が、私の怒りに触れながら成長していくのですから、どこへ行っても勤まるし
店を持っても閉めることはありません。
全ては結果ですから、今出ているこの答えで良しとし、私はこのまま我が道を行きます(笑)。

本当の怒りの大切さ

一瞬にして人の善し悪しを見抜く眼力は、人生に対する努力と勉強をたゆまずし、
どんな障害や波をも乗り越えた時に得られる力です。
年を重ねた先輩はこうした眼力を誰もが持っているはずなので、
その力で後輩に対して、本当の怒りを投げつけようね。
怒(おこ)るということとは全く違います。
漢字は同じですが、!“いかり”は全く違うものなのです。

本当の怒りは保身のためにはできません。
身を捨てて立ち向かう力が怒りです。
その物事に諦めていないから怒るのです。
私は怒り多い日々を過ごしていますが、その怒りを十分に活かしきっているから若いんです(笑)。
怒りの力の大きさは若さです。

今まで国を変えてきた世の英雄たちも、怒りの心で立ちあがって世の中を変えてきたでしょう?
怒りこそ全ての力の源です。
怒りの少なくなった今、私なんかは珍しい人ね、きっと。

私の怒りは人に対しでだけではなく、自分に対しても諦められない怒りで行動します。
そして、答えを出すまで行ってしまうんです。それは純粋さです。
だから、私は子供みたいに若いの(笑)。
小学生の時から持っていた純粋なものを汚さずにすんだの。怒りのお陰でね。

もし、怒って相手を傷つけたり、良い結果が出ない怒りは人に負け、
人生に負ける怒りだからやらないほうがいいよ。
怒ったあと、周りも自分もさわやかさが残らねばなりません。
負ける怒りは本当の怒りじゃないのよ。
もし、負けた時はそう思って反省するといいよ。

怒(いか)ることが、いけないとされている風潮の中
物事を正していく怒りまで無くさないでね。
つまらないことには怒(おこ)らないで、怒(おこ)ると怒(いか)るを仕分けようね。

よし川幸枝

最近の出来事

六十の手習いというけれど、もっと上の私が今、パソコンを習い始めたのよ。
会社を経営しているから、今までも当然、経理ソフトを見ることはできたの。見るだは簡単ね。
今度は作ったり、調べたり、買い物をしたりを自分でやるのよ(笑)。
それで最新のパソコンも買ったの。
そしてね、インターネットで買い物ができるからと孫たちと
「好きなものを買おう!」と「これいいな!あ、これもいい!」と一緒になって選んでいたの。
そしたら、お寿司も注文できることが分かったから、
近くのお寿司屋さんを探して注文しようと思ってやっていたんだけど、ちっとも買えない(苦笑)。
孫も「大きいちゃん、おなかすいた!もうお寿司はいいよ〜!」と言いだし始めました。
お寿司を注文しようとしてから2時間も経っていたの(笑)。その後、電話だと15分で頼めました。
6時からインターネットを始めて、夕食が食べられたのは10時!
パソコンってこんなものなの〜(笑)。
もっと一生懸命勉強して、ポポッと打ち込んだら、パパッとすぐに商品が来るように頑張りま〜す!

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